スタイル言語を用いてスタイル指定を記述したファイルをDSSSL スタイルシート（あるいは単にスタイルシート）と呼びます。DSSSL プロセッサはスタイルシートに記述された指示に従ってXML 文書を加工し、スタイル付けを行います。
図2 : XML 文書とスタイルシートからフォーマットされた文書を生成する
このことは、DSSSL でXML 文書を処理するにはスタイルシートの作成が必須である事を意味します。同時に、DTD が同一のXML 文書に対して同一のスタイルシートを適用可能であること（マルチソース・ワンユース）、また、適用するスタイルシートを切り替える事によって通常のレイアウトと大きな文字のレイアウトなど、複数の結果を得られること（ワンソース・マルチユース）を意味します。
特に、DTD が同一の文書を大量に扱う必要がある場合、スタイルシートの作成コストと得られる結果のバランスという観点から、DSSSL は非常に適合性の高い解であると言えます。