2.3.2. コンポーネント・パブリッシング

 ひとつのXML 文書は、複数のXML ファイルから構成することができます。この特長を生かして、利用することの多い部品(コンポーネント)をひとつのXML ファイルとして分離し、素材管理データベースにそのまま登録、必要に応じてデータベースから取り出していくことで、コンポーネントを組み合わせて文書を組み立てるという方法が考えられます。
 これまでは、素材といえばロゴやイラストなどのグラフィクスが主体であったと思いますが、今後は必要に応じて、文書の断片も素材として有効活用していく方法を模索していきたいところです。
 また、文書ばかりでなくスタイルシートにも同様の手法をあてはめることができます。DSSSL スタイルシートはSGML に、XSL はXML に準拠していますので、いくつかのスタイルパターンを作成しておき、必要に応じて利用する(スタイルシート本体に取り込む)パターンを変更するといった方法も考えられます。

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