利用者は、最終的にはDSSSL処理系からの出力の結果を確認します。
出力の結果について、どのようなポイントを確認すれば良いでしょうか。
それは、おおよそ次のような点です。
出力の結果について、どのようなポイントを確認すれば良いでしょうか。
それは、おおよそ次のような点です。
- 望んだ用途で利用できる様式で出力されたか。
- 出力の品質が満足できるものか。
- 読みやすいレイアウトで配置されているか。
- 行の分割が正しく組版されているか。
- ページの分割が正しく組版されているか。
- 画像や表が読みやすいように配置されているか。
予想した結果でなかった場合、即ち、予想外の配置でレイアウトされた場合や正しく組版されていない場合には、何が原因で求める結果が得られなかったかを判断する必要があります。
初心者の場合では、次のような原因によって、正しい結果を得られないことがあります。
- 予想以上に大きなデータを使い(入力または参照し)、領域に納まり切らなかったため。
- 継承可能な特質や非継承可能な特質を正しく継承しなかったため。
- 望む結果を得るための適切な指定を行っていないため。
- 記述したスタイル指定の組み合わせに処理系が対応していないため。
出力結果を見て、読んで、正しい結果でないと判明した際には次のもののいずれかを修正します。
- 入力(SGMLインスタンス、外部参照)
- DSSSLスタイル指定(スタイルスクリプト)
- DSSSL処理系への指定
初心者の方は、最初からあまり大きなSGML文書やDSSSLスタイル指定に挑まずにごく小さなものから挑戦することをお勧めします。また、けい(罫)線や箱などの修飾より最初のうちは、簡単な段落構成などのように確実に出力できる題材を選択するようにすることで徐々に難しい段階に進むことができます。
誰でも最初からうまく出力できることはありませんから試行錯誤は当たり前と思うようにする方が良いでしょう。