1.2.3. SGML概説

 SGMLについて、簡単に見ておきましょう。

 SGMLは、文書を構造と要素に分析して記述したものです。
 文書モデルを構造と要素として記述する文書は、DTD(文書型定義)と呼ばれます。これは、簡単に言えば、文書の設計図です。
 文書の情報内容は、このDTDに従って、タグ付けされ、SGML文書インスタンスと呼ばれます。これは、いわば、文書情報ですね。文書情報は、様々な副文書から構成されることもあります。
 このDTDとSGML文書インスタンスの他にもSGML宣言というプラットホームや環境の違いを宣言しておくためのものが存在します。

  • DTD(文書型定義)
  • SGML文書インスタンス
  • SGML宣言

 DSSSLを理解するために必要なSGMLの基礎知識として、この3つが理解できていれば、とりあえずは、十分です。
 SGMLをもっと詳しく理解したい人は、日本であれば、「はじめてのSGML」(日本ユニテック)を読んでください。また、英語をすらすら読むことができる人は「SGML Handbook」(Charles F.Goldfarb)を一読してみることをお勧めします。

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