- 式言語の位置づけ
式言語とはDSSSLのスタイル言語で使用されるプログラミング言語です。
基本的にはプログラム言語Schemeのサブセットになっています。
式言語はスタイル言語、変換言語、SDQLの基本となる言語です。 - 式言語の特徴
式言語はプログラミング言語Schemeのサブセットになっています。
Schemeの特徴としては次のような点があげられます。
・関数型言語であること。
・リスト処理言語であること。
・前置記法であること。
関数型言語であるということにより、DSSSLの処理はすべて関数の組み合わせによって表現されます。データ構造としては、「アトム」と「リスト」という2種類に大別される型を持ちます。
リストは入れ子にすることもでき、リストのリストといった構造も許されることから、木構造などのデータ構造も容易に再現できます。
リストは
( a b c d )
のようにかっこを使った形で表現されます。入れ子の構造も
( a b ( c d ) ( e ( f g ) ) h )
のように表現できます。関数の構造は前置記法であるため、以下のような形になります。
( 関数名引数引数 ・・・ )