スタイルスクリプトと変換スクリプトの構文を検証するツールです。
最新版1.0はSP 1.1.1とSchemeの処理系であるElk 3.0を元に作られており、Schemeインタプリタを内蔵しています。
DSCが検証するのはスクリプトの構文が正しいかどうかのみです。流し込みオブジェクトクラス名や特質の値が正しくない場合には、エラーメッセージは表示されません。
スクリプトの検証以外に、式言語を勉強するのに使えるツールです。
DSCはフリーウェアであり、以下の場所からダウンロードできます。
最新版1.0はSP 1.1.1とSchemeの処理系であるElk 3.0を元に作られており、Schemeインタプリタを内蔵しています。
DSCが検証するのはスクリプトの構文が正しいかどうかのみです。流し込みオブジェクトクラス名や特質の値が正しくない場合には、エラーメッセージは表示されません。
スクリプトの検証以外に、式言語を勉強するのに使えるツールです。
DSCはフリーウェアであり、以下の場所からダウンロードできます。
http://www.cogsci.ed.ac.uk/‾ht/dsc−blurb.html
使用環境: UNIX(テスト環境:SunOS 4/5、FreeBSD 2.1.)
使い方
<1>DSSSLスクリプトとSGML文書の検証を行います。
コマンド
% dsc スクリプトファイル名 −+ SGMLファイル名
オプション
−d
標準出力に検証結果(変形されたスクリプト)を表示します。
−u
標準出力にスクリプトの重要部分の分析結果を表示します。
−s < id >
ID of specification to use (defaults to first in document)
−t DSSSL指定の種類
DSSSL指定の種類を指定します(style/transform)
% dsc sample.dsl −+ sample.sgm スクリプトとSGML文書を検証 >>> Evaluating specification . . . done. > DSCのプロンプト → 最後にDSCのプロンプトが表示されます。 DSCのプロンプトからシェルプロンプトに戻すには^Dを入力します。
SGMLファイルを指定しない場合は、スクリプトファイルの検証だけが行われます。
SGMLファイルに誤りがある場合は、SPと同じ形式でエラーメッセージが表示されます。
例:スクリプトファイルに誤りがある場合
Spec. error in expression 1 at line 1: procedure calls not allowed at top level
例:SGMLファイルに誤りがある場合
dsc:example.sgm:17:12:E: element "LI" undefined
<2>入力した式言語を処理して返します。
DSCプロンプトで式言語を入力すると、評価結果が返されます。
<例> % dsc font.dsl −+ font.sgm >>> Evaluating specification . . . done. < (if (> 3 2) ’yes ’no) ← 式言語を入力 yes ← 評価結果
<3>portable Scheme debugger を使用して入力したスクリプトのデバッグを行います。
DSCのプロンプトで “(inspect)”と入力すると、 “inspect>” というプロンプトが出ます。
入力したスクリプトを解析・検証した結果を見ることができます。
% dsc example.dsl −+ example.sgm >>> Evaluating specification . . . done. > (inspect) ← (inspect)と入力 [Autoloading debug.scm] Inspector (type ? for help): inspect> ← inspectのプロンプト
inspectへのコマンド例
- ?ヘルプが表示されます。
- QinspectモードからDSCモードに戻ります