富士通研究所が開発したXML/SGMLブラウザです。ブラウザは、タグ付け文書にスタイル情報を付加して読みやすい形で表示するツールです。このブラウザは文書のフォーマットにDSSSLスタイルシートを使います。パーサおよびDSSSL処理系にはSPおよびJadeを利用しています。
<特徴>
- DSSSLスタイルシートによるXML/SGMLの表示
- DSSSLオンラインサブセットに対応
- XLink/XPointerに対応
- 文書中に取り込める画像フォーマットとして、マイクロソフトBMPとJPEGに対応
- 日本語表示が可能
使用環境: Windows95,Windows98, WindowsNT 4.0
<基本的な使い方>
1. 文書の指定
”ファイル”メニューから”開く”コマンドを選択し、表示するXML/SGML文書を指定します。URLを指定してファイルを開く場合、[URL:]ドロップダウンリストにファイルのURLを入力します。ファイルダイアログを開いてからファイルを指定する場合は、[Browse…]ボタンを押します。
2. スタイルシートの指定
スタイルシートの関連づけがない文書を指定した場合には、スタイルシートを指定する必要があります。この場合、スタイルシートを指定するためのダイアログが表示されるので、文書の指定と同様に指定します。
3. エラー情報の表示
指定した文書やスタイルシート中でエラーを発見すると、エラー情報が表示されます。これを参考にエラー箇所の修正を行います。そのまま次の処理を行う場合は[OK]ボタンを押します。エラー情報を保存する場合は[Save to file]ボタンを押し、保存するファイル名を入力します。
4. 文書の表示
フォーマットされた文書が HyBrickウィンドウ内の子ウィンドウに表示されます。
<日本語の表示方法>
日本語を表示するためにはスタイルシートの中で特質font−family−name:に日本語フォント名を指定します。フォント名は、システムにインストールされているものから選択します。
<例> font−family−name: "MS明朝"