1.3.2. SDQL

 式言語は確かに柔軟で強力なものですが、それ自身は汎用のプログラミング言語を部分的に変更しただけですので、DSSSL特有の処理を行うには追加の仕組みが必要です。このうち、文書中の要素を探索したり、取得や加工を行うための仕組みを定義したものをSDQL(Standard Document Query Language)と呼びます。
 SDQLは、式言語に2つのデータ形(node-listおよびnamed-node-list)といくつかの文法を追加したものです。ここでは詳しく述べませんが、SDQLは式を記述できる場所であれば、どこにでも記述することができます。なお、本書ではSDQLの説明に章を割くことはせず、必要に応じて適宜解説を行うこととします。

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