最後に、和文でよく使われる圏点(傍点)を使う例を説明します。圏点を打つには emphasizing-mark フロー・オブジェクト・クラス を用います。emphasizing-mark は強調用のマーク(マークは点以外でも良い)を配置するクラスです。
配置するマークそのものは、特質 mark: で指定します。mark: はラベルなしsosofoを引数にとります。したがって、和文で一般的に見られる圏点にするには、
配置するマークそのものは、特質 mark: で指定します。mark: はラベルなしsosofoを引数にとります。したがって、和文で一般的に見られる圏点にするには、
mark: (literal "、")
とします。また、mark-distribution: でマークの配置間隔を指定できます。配置間隔は glyph かeven のいずれかで、glyph の場合は各グリフの中央にマークが配置されます。一方、even の場合はグリフに関係なく均等にマークを配置します。
emph タグを圏点で強調する例を以下に示します。
例 4.8
(element emph (make emphasizing-mark mark: (literal "、") mark-distribution: ’glyph))