lines: で指定する改行規則とは意味的にまったく異なりますが、使用する言語によって、改行の際に特別な規則が適用されるケースがあります。たとえば、英語であればハイフネーションが、日本語であれば禁則処理が必要になるケースがあります。ハイフネーションに関してはいくつかの特質が用意されていますが、日本語の禁則処理に関するものは、禁則処理を行うかどうかを含めて該当するものはありません。
一般に、言語によって行の組み立て規則はまちまちであるため[5]、規格としてそれらに対応する汎用的な特質は用意されていませんが、指定された言語および国によって、DSSSL プロセッサが適切に行を組み立たるチャンスを得られるように、特質 language: と country: が用意されています。
language: には ISO 639 に定められた言語コードを[6]、country: には ISO 3166 で定められた国コードを、それぞれ英大文字でシンボルとして指定します。たとえば、言語コードに日本語を、国コードに日本を指定する場合は次のようになります。
一般に、言語によって行の組み立て規則はまちまちであるため[5]、規格としてそれらに対応する汎用的な特質は用意されていませんが、指定された言語および国によって、DSSSL プロセッサが適切に行を組み立たるチャンスを得られるように、特質 language: と country: が用意されています。
language: には ISO 639 に定められた言語コードを[6]、country: には ISO 3166 で定められた国コードを、それぞれ英大文字でシンボルとして指定します。たとえば、言語コードに日本語を、国コードに日本を指定する場合は次のようになります。
例 3.6
(element para (make paragraph language: ’JA country: ’JP)
なお、language: や country: が指定された場合、どのようにフォーマットされるかは DSSSL プロセッサに依存していることに注意してください。これは、使用する DSSSL プロセッサによってフォーマット結果が異なる可能性があることを示唆しています。