2.3.3. 空白とトークン、注釈

 スペースと改行文字をあわせて空白文字と呼びます(ほとんどの場合、タブや改ページなども空白文字に含まれます)。空白文字はトークンを分割するために用いますが、プログラムの可読性を高めるために利用することもできます。文字列中に現れる場合を除いて、1文字の空白も1000文字の空白も、意味的には違いはありません。
 トークンとは、先ほど説明した識別子や、あるいは数など、それ以上分割することができない字句単位をさして言います。日本語の文章でたとえると、名詞、助詞、助動詞などの品詞がこれに相当します。
 また、先頭を含む行の途中に“;”(セミコロン)が現れると、式言語は“;” から行末までを注釈とみなします。

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