DSSSL にページの表面、裏面の区別があることは、もうおわかりいただけたと思います。ところで、行揃えを指定する特質 quadding: に spread-inside などのシンボルが指定可能だったことを覚えているでしょうか。spread-inside は「見開きページの内側」のことです。
見開きであるということは、その 2 枚の、あるいはもっと多くの紙束は、四辺のどこかが(物理的にどうかはともかくとして)綴じられていることを意味します。つまり、ページを綴じている側が spread-inside に、開いている側が spread-outside になるわけです。
問題は、ページの綴じ位置がどのようにして決められるのかということです。これは、特質 binding-edge: に、ページを表側から見て left、right、top、bottom のどの辺で閉じるかを指定することで決定します(図6.2)。simple-page-sequence にはこの指定がありませんから、必然的に「見開きページの内側・外側」を決定するための要素が不足することになります。従って、quadding: に spread-inside あるいは spread-outside を指定できるのは、それを指定しようとするフロー・オブジェクトが page-sequence の子孫である場合に限られます。
見開きであるということは、その 2 枚の、あるいはもっと多くの紙束は、四辺のどこかが(物理的にどうかはともかくとして)綴じられていることを意味します。つまり、ページを綴じている側が spread-inside に、開いている側が spread-outside になるわけです。
問題は、ページの綴じ位置がどのようにして決められるのかということです。これは、特質 binding-edge: に、ページを表側から見て left、right、top、bottom のどの辺で閉じるかを指定することで決定します(図6.2)。simple-page-sequence にはこの指定がありませんから、必然的に「見開きページの内側・外側」を決定するための要素が不足することになります。従って、quadding: に spread-inside あるいは spread-outside を指定できるのは、それを指定しようとするフロー・オブジェクトが page-sequence の子孫である場合に限られます。