DSSSLの向き・不向きについて説明したところで、DSSSLがどのような場面で利用されているか、いくつか実際に例を挙げてみたいと思います。
まず、もっとも多く見られるのがソフトウェア・マニュアルの類いです。特に、Doc-Bookと呼ばれるDTDを利用しているものが多く、近年名前が知られるようになったFreeBSDやLinuxなどのフリーソフトウェア[6]の関連文書が代表的な例です。これらは、DSSSLの処理に後程紹介するJadeというフリーソフトウェアを利用しています。
一方、紙への印刷を主眼としたものに、導入マニュアル、シラバス、官公庁の庁内文書などがあります。これらは概して処理する文書量が多く、また複雑な指定が要求されるため、処理が高速で高度な機能にも対応しているDSSSLprintが利用されています。
まず、もっとも多く見られるのがソフトウェア・マニュアルの類いです。特に、Doc-Bookと呼ばれるDTDを利用しているものが多く、近年名前が知られるようになったFreeBSDやLinuxなどのフリーソフトウェア[6]の関連文書が代表的な例です。これらは、DSSSLの処理に後程紹介するJadeというフリーソフトウェアを利用しています。
一方、紙への印刷を主眼としたものに、導入マニュアル、シラバス、官公庁の庁内文書などがあります。これらは概して処理する文書量が多く、また複雑な指定が要求されるため、処理が高速で高度な機能にも対応しているDSSSLprintが利用されています。
[6] なかでもFreeBSD は、同プロジェクトの文書作成に全面的にSGML/DSSSLを利用していることで有名です。DSSSLを使用してSGMLからHTMLに変換した実際の文書を、http://www.freebsd.org/doc/から閲覧することができます。