1.5. DSSSLプロセッサ

 DSSSLそのものはあくまで規格に過ぎません。どれほどDSSSLが魅力的であったとしても、実際にこれを処理できるソフトウェアがなければ、絵に描いた餅になってしまいます。このため、利用に当たってはDSSSL規格を実装したソフトウェア(これをDSSSL処理系、またはDSSSLプロセッサなどと呼びます)が必要になります。幸いなことに、DSSSL規格を実装したいくつかのソフトウェアが公開されており入手可能です[7]。以下にそれらを紹介します。

[7]もっとも、規格公開が1996年であることを考えると、十分に出揃っているとは言いがたいのが現状です。主としてDSSSLの仕様が複雑であることなどが原因と考えられます。

<<prev      next>>