2.2.1. style-sheet

 style-sheet要素(タグ)はスタイルシートの開始・終了を意味し、次のように定義されています。

<!element style-sheet o o (style-specification,
                            (external-specification|style-specification)*)>

 本書はSGMLの解説書ではありませんので、DTDの詳細な説明は行いませんが、便宜上、定義の読み方を知っている方が望ましいと思われますので、表2.1に要約しておきます。DTDの詳細については、別途SGML/XMLの専門書などを参照してください。

表2.1 DTDの読み方(要約)
記述 意味
<!element identifier identifier要素の定義を開始する。
o o 開始・終了タグが省略可能か否かをあらわす。oならば省略可能、-(ハイフン)ならば省略不可能を意味する。
() かっこは要素のグループ化をあらわす。グループは入れ子にすることができる。
(e1, e2, …) カンマで区切られた要素(e1、e2)は、順番にあらわれることを意味する。
(e1|e2) |(縦棒)は「または」をあらわし、いずれかの要素があらわれることを意味する。
? ?は、直前の要素(あるいはグループ)が0回または1回あらわれることを意味する。
+ +は、直前の要素(あるいはグループ)の繰り返しを意味する。
* *は、直前の要素(あるいはグループ)の0回以上の繰り返しを意味する。

 これを踏まえると、style-sheet 要素は

  • 開始・終了タグは省略可能である。
  • style-sheet要素は、1つのstyle-specification要素を持ち、次いで、external-specification要素またはstyle-specification要素を0個以上持つ。

ということになります。

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