(column-set-model? obj)
オブジェクトの定義には、define-column-set-model という定義文を用います。以下にこの定義文の構文を示します。
(define-column-set-model column-set-model-name
column-subset
tied-column-subset
fill-out
filling-direction
width
height
decoration)
以下、構文中の各引数について説明します。
column-set-model-name
定義した column-set-model オブジェクトを参照するための名前（識別子）を指定します。この引数は省略できません。
column-subset
column-subset は段集合領域内部の各段の指定で、page-model における page-regionの指定に相当します。この構文は省略可能ですが、次の tied-column-subset が指定されている場合を除き、通常は 1 つ以上指定します。なお、column-subset の構文については後述します。
tied-column-subset
tied-column-subset は 2 つ以上の結び付けられた column-subset を指定するために用います。一般的な例としては、本文と傍注の関係が挙げられます（図6.5）。tied-column-subset の構文は次の通りで、各 column-subset は単体の column-subset と同様に指定します。この指定は省略可能です。
(tie column-subset1 column-subset2 ...)
図 6.5 column-subset の結合
fill-out
各段集合領域の行進行方向のサイズを、親の最大サイズまで伸張するか否かを指定します。fill-out 指定の構文は次の通りです。この指定は省略可能です。
(fill-out boolean)
filling-direction
段集合領域内の埋め込み方向を指定します。指定可能な値は page-model のときと同じように、シンボル left-to-right、right-to-left、top-to-bottom になります。この指定は省略可能です。
(filling-direction symbol)
width
段集合領域の幅を指定します。指定値は length-spec です。この指定は省略可能です。
height
段集合領域の高さを指定します。指定値は length-spec です。この指定は省略可能です。
decoration
段集合領域の装飾を指定します。詳細は p.133を参照してください。この指定は省略可能です。