6.4. 段組の定義

 表関連フロー・オブジェクト・クラスほどではありませんが、段組の定義もなかなかに入り組んでいますので少しずつ見ていくことにしましょう。
 段組の場合、それを構成するもののうちフロー・オブジェクト・クラスであるのはcolumn-set-sequence のみで、その他は段組(段集合)に特有のデータ型を持つオブジェクトか、その構文の一部です。これらを階層的に見ていくと、図6.4のようにあらわすことができます。


図 6.4 段組定義の構造

 page-sequence で見たように、column-set-sequence は column-set-model を頂点とする段組の定義から、最終的にフロー・オブジェクトを生成するためのクラスです。つまり、column-set-sequence を指定するにはその前提となる column-set-model 以下の定義を知る必要があることになります。そこで、まずは column-set-model から順に、中心の column へと目を移していき、最後に column-set-sequence の説明を行うことにします。

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